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2010/8/4(月)西安PJ 7日目

こんばんは、g-Enesisの吉田です。
本日は、北京から西安に向かう電車の中から今日の活動報告をさせて頂きます。北京から西安までは、約12時間程度の道のりですが、電車は非常に混んでいてあまり快適ではありません。幸いにも僕たちは席を確保して座ることが出来ていますが、中には床で寝ている人も居ます。

さて、北京最終日の本日は、China Beijing Environmental Exchangeと言う企業を訪問し、その後、北京最大の書店に行きました。前者では、担当者の方にCO2関連ビジネスについての説明を受け、質問にも丁寧に答えて頂きました。後者では、中国の地図を探しに行ったのですが、基本的に全て中国語で、英語のものは全て売り切れていました。日本で「地球の歩き方」等のガイドブックを買っていくべきだったと反省しています(日本から来て途中で合流するメンバーにお願いしようと思っています)。

それでは、本日のChina Beijing Environmental Exchange(CBEEX)訪問の詳細を書いていきます。北京の銀行や証券会社が軒を連ねる金融大街(北京のウォールストリートのような場所)を進んでいくと、CBEEXが入っているビルを見つけることが出来ます。ビル内は日本の一般企業のオフィスとあまり変わらない雰囲気で、会議室に入るとパワーポイントによるプレゼンテーションの準備が出来ていました。二名の若い担当者が私達を迎えてくれ、CO2関連ビジネスについてレクチャーをしてくれました。プレゼンテーションの構成は以下のようになっていました。

Part 1: Basis of Carbon Trading Mechanism
Part 2: New Emission Reduction Targets of Countries
Part 3: Clean Development Mechanism
Part 4: VER Market
Part 5: Role of Beijing Environmental Exchange

Beijing Environmental Exchangeは、2008年に設立された新しい証券取引所で、地方政府(北京の政府)が株主になっています。天津と上海にも、同様の取引所があるようです。まだ新しい試みで、リスクも多いビジネス(Registration Risk、Operational Risk、Policy Risk)なので、中央政府では無く地方政府が主体となって試験的に取り組んでいるようです。

取引の状況を見ると、金融危機の際に価格及び出来高は大きく落ち込みましたが、その後は増加傾向にあります。コペンハーゲンのCOP15では法的拘束力のある目標に関する合意はなされませんでしたが、各国は各々の目標を持っています。CDMのクレジット価格は排出権取引等の価格に比べて低い傾向にあるので、今後ヨーロッパの企業を中心に需要は堅調に伸びていく見通しのようです。

僕は個人的に、CCS(Carbon Capture and Storage)やREDD(Reduction Emission from Deforestation and Degradation)を用いたCDMが今後のCER(CDMによって生まれるクレジット)価格に与える影響に興味があったので、関連する質問をしました。その影響については現在研究中のようですが、最大の顧客であるヨーロッパの企業は森林関連のCERを購入しない方針で、影響は限定的になる見通しのようです.

ちなみに、日本の企業で言うと東京証券取引所や三菱(商事?)と関係があるようです。京都大学の植田和弘教授も最近CBEEXを訪問したと仰っていました。日本の企業に関しては、昔に比べてあまり見かけなくなったと仰っていました。しかし、日本は気候変動に対して厳しい目標を掲げているので、今後日本企業による中国でのCDM実施及びCER購入は増加していくものと考えられます。また、日本の中期目標が「1990年比で2020年までに25%削減」と認識されていたのには驚きました。「全ての主要排出国の意欲的な参加」という付帯条件が中国企業によって正しく認識されていないのは、日本にとって大きなリスクになると感じました。


【参考】植田和弘教授が書いた北京環境交易所についての記事のURL
http://eco.nikkeibp.co.jp/em/column/ueta/66/index.shtml


現在は午前7時で、西安行きの電車の中で朝を迎えています。電車の中では、北京の大学生の間で流行っている三国志のカードゲームをしたり、日米中の恋愛習慣について話したり、お互いの言葉を学び合ったりして盛り上がりました。西安についてからは本格的な研究が始まり、忙しくなりそうなので、気合を入れなおして頑張って行きたいと思います。

長くなりましたが、それではまた!


写真1:北京環境交易所
北京環境交易所

写真2:質疑応答の様子
質疑応答の様子


代投稿・編集:須山友貴(M1)
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